【実力がすべて】野球界の厳しい現実

【実力がすべて】野球界の厳しい現実 経験談

こんにちは!たつきちです!

僕自身20年以上野球をやってきて【実力がすべて】このことをいやというほど感じました。
これは野球に限った話ではなく勝負の世界では当然のことでもあります。

この記事では現在、壁にぶち当たっている方やお子さんが悩んでいるときのアドバイスの
参考になればうれしいです。

一生懸命練習すれば試合に出られるわけではない

野球に限った話ではないですが勝負に世界では実力はすべてということです。

野球ではレギュラーで試合に出られるのは9人のみです。
この9人から外れると控え選手としてベンチで交代を待つしかありません。

僕自身中学から大学まで硬式野球をやってきましたが1度もレギュラーを取ることができませんでした。

常に誰かの控え選手でした。
僕自身それなりに練習したつもりでした。
高校の時は夜10時まで室内練習場で居残り練習、大学の時も授業の合間に坂道ダッシュをしたり
夜もみんな帰ってもティースタンドで打ち込んだり。

レギュラーの中には全体練習が終わったら即帰宅しバイトや遊びに行ったり。
それでもそいつらに勝つために練習しましたがレギュラーを奪うことはできませんでした。

それは実力で負けたからです。

僕は小学校の時はレギュラーでキャプテンをやっていて何も考えずに野球をしていました。
小学校の野球部は一生懸命練習していれば試合に出られるようなぬるい環境でした。

中学の時に後から入団してくる選手にレギュラーを取られて「自分の方が先に入団していたのにおかしい」と思い練習をしない時期がありました。

当然練習していない分実力差はどんどん広がり、ある時その実力差を目の当たりにしたとき
「こいつらの方がうまいからだ…」その時僕は初めてこいつらに勝たないといけない。
勝つためには練習しなければいけないという考え方になりました。

一生懸命頑張ることと勝つことは違う。

そう思い立ち日々練習に打ち込むようになりました。

報われない努力もある

それから練習に打ち込むようになりました。

中学の時は毎晩素振りやダッシュを行うなどひたすらががむしゃらに練習しました。
僕は身長が小さくちょこまかしていたので30mダッシュと反復横跳びを毎日こなしました。

そして中学三年の時には代走のポジションを獲得しました。

ここれが成功体験となり「がむしゃらに努力し続ければうまくなれる!!」
そう思い毎日長時間ただがむしゃらに練習しました。

でも結局、大学まで代走守備での途中出場はあったもののレギュラーにはなれませんでした。

当時は質より量を意識して練習していましたが今思うともっと目的や考えながら練習すればよかったと後悔しています。質も考えるべきでした。

バッティングにしてもひたすらロンティーを打ち込んでいましたが打球の質感を意識したり守備でも動きの無駄はどこなのかなど追及して練習ができていませんでした。

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今となっては後の祭りですが今思うともっと上達できたと思っています。

今の社会人軟式野球では週に1回も練習なので量をこなすことはできなくなって必然的に
意識するしかなくなってこのような考えに至りました。

足が遅くなったり肩が弱くなったりと体力的な面は落ちましたが技術は格段に学生の時より
上がっている
と思っています。

こういったことに早く気付くことができればもう少し結果が変わっていたのかなと思いますね。

努力では埋まらない壁

センスは練習量でカバーできますが肩の強さ、ボールを遠くに飛ばすといったことはどうしても努力ではどうにもならないと感じました。

僕のように160㎝代の選手と180㎝の選手では飛ばせる飛距離が違います。
160㎝の選手がホームランを打つのに95%の力感がいるのに対して180㎝の選手は80%の力感で
スタンドに届くなら圧倒的に後者の方が有利です。

球場が大きくなった現代のプロの世界でも170㎝のホームランバッターがいないのもこのためだと考えています。

体の大きさなど努力ではどうにもならないことというのもいやというほど実感しました。

一生懸命の努力が無駄になることはない

高校、大学とみんなが遊んでいる時間のほとんどを野球に費やしてきました。
高校では週7での練習、夏休みは40日中、4日しか休みがない。年末年始休みも4日だけ。
それだけすべてを野球に費やしてきてレギュラーになれませんでした。

「遊んでた方がよかったんじゃない?」とか言われたこともあります。

実際に途中で野球をやめていった人もたくさん見てきました。

でも僕は野球やっててよかったとはっきり言えます。

楽しいことよりも辛かったり苦しかったり悔しい思いをした方が多い野球人生でしたが
何かにここまで真剣に向き合えたこと、乗り越えたことは社会人になってからも
心の支えになっています。

今、お子さんが野球をやられていてレギュラーになれず悩んでいることもあるかと思いますが
僕が言えるのは見守って上げてください。

子供なりにいろいろ考えてやっていると思いますしたとえ野球をやめることになっても僕はいいと思います。
その子が真剣に考えて他のスポーツや、音楽でも没頭できるものに出会えるかもしれません。

野球がすべてではないと思います。

そして真剣に何かをやり切った人にしか見えない景色が必ずあります。

この記事を読んだ人もそんな野球人生にしてほしいです。

それでは!

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